〒151-0053 東京都渋谷区代々木5-37-9 N-FLAT代々木202
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そもそも、何故 人事制度を設計する必要があるのでしょうか?
「従業員を公平に判断し、報酬に結び付けたい」
「何もないから箱モノを整備し、ルールを明確化し、納得する制度を構築したい」
「社長の権限を段階的に下していくために明確な制度が必要」
・・・そうですね。どれも正しいことです。でも、それは最終目標ではないですね。
人事制度を構築し、正しく運用していくことの最大の目的は
『近未来の次世代リーダーを生み出すため!!』
業績向上の為に「人材(財)」は欠かせないものであることはもちろんなのですが、スピード経営時代には、社長の思いに共感し、理解しているビジネスリーダーの存在なくして、更なる事業発展は見込めません。
「次世代リーダーを生み出すための仕組み作り」が「人事制度設計と運用」になります。
何も、難しいことではなく、会社のビジネスモデルと社長の思いと経営計画をミックスさせたものを「人事制度」に盛り込むことに尽きます。
人事制度構築の原理原則は、実は昔から変わっておらず
この3つのSTEPをクリアにしていくことです。
クリアする為の課題として「評価制度」「賃金制度」「等級の基準」「目標管理」などがあります。
まずは、人事制度設計の目的と期待する人材像の明確化、会社のビジネスモデルの方向性、社長の経営ビジョンなど原点に立ち返って考える必要があります。
この肝の部分が明確化したら、人事制度の構築は「70%」は達成したと考えても過言ではありません。
あとは、私たちが持っている「ノウハウの引き出し」から、その企業に一番適したものを提供するだけですので。
では、どんな会社が「人事制度」を設計するのが望ましいのでしょうか?
■何もなく、面接も実施していない状態
■社長がすべてを評価している状態
■従業員に評価の詳細が知らされていない状態
など、様々なケースが想定されますが、「従業員が不満を持っている」と感じているなら、早期に制度化したほうがいいでしょう。
では、従業員数がどのくらいになったら、このような制度を導入するのが望ましいのでしょうか?
それは、社長の手腕にもよりますが、従業員数15〜20人を超えてくると、組織として活動し、社長も従業員一人一人の業務の細部までは、見極めが難しくなるので、そのあたりから設計するのがいいでしょう。
結論としては
1. 人事制度がなく(または、機能していない)、従業員が不満を抱いているのを感じる
2. 企業規模15〜20人以上
3. 次世代のリーダーを生み出したい!と社長が感じている
この3つ全てに該当する会社は、「人事制度設計」するには、いい時期ですね。
また、人事制度を設計したから従業員のモチベーションが急激に上がるわけでもありません。
会社が発展していくためには組織風土の改善が必要不可欠であり、人事制度はその一旦を担う役割でしかなく、人事制度を通じて「強い会社の文化作り」の土台を設計することが重要な役割となります。
東京都渋谷区の大久保史春社会保険労務士事務所です。
経営理念は「経営者様と社員様の双方から感謝される仕事をする!」
「労務管理」「人材育成・活性」を事業ドメインとし、企業経営を「人視点」から多面的支援をさせていただいている提案型の社会保険労務士事務所です。
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